2021.10.04
医療事務コースでは、福祉医療の授業で、利用者様の主体性や自立性を重視した介護の技術を身につけます。
今回は、福祉医療の演習の様子を紹介します。
高齢社会を迎える日本のなかで、多くの医療機関では地域のニーズを鑑み、福祉施設を運営したり、訪問診療を行うケースが増えてきました。医療事務員も介護の知識だけでなく、技能を身につけることが職業理解にも繋がります。
【ベッドメイキング】
シーツにしわは、局所が圧迫され、循環障害を起こして褥瘡を発症させる危険性があります。利用者さまが動きやすいようにピンと張ることでひっかかりをなくします。利用者様がベッド上でどのような生活をするのかを予測し配慮することが大切です。シーツ交換は思った以上に大変な作業でしたが、クラスメイトで協力しながらコツを学ぶことができました。
【歩行介助】
歩行介助をする際、いくら力に自信があっても、転倒してからでは支えられません。転倒を予防するためには、利用者様の身体状態と歩行中の周りの環境を把握しておくことが必要です。演習を通して、お互いの信頼関係がないと安心して進むことができないことを体験しました。
【食事介助】
食事を安全に、できるだけ負担なく利用者様に召し上がっていただくために、どんな工夫をすればいいのか、食事を摂取しやすい姿勢など学びました。
人に食べ物を口に運んでもらうことの難しさや、自分で食べることの喜びをあらためて感じることができました。
福祉医療の演習と講義を学び、1年次修了時には「介護職員初任者研修(旧:ホームヘルパー)」を取得することができます。
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